Tohoku University CROSS OVER / 東北大学国際高等研究教育機構/東北大クロスオーバー

次世代移動体システム研究報告会

挨拶する内山勝工学研究科長

 数年前から、前工学研究科長内田龍男教授を中心に工学研究科、情報科学研究科、未来科学技術共同研究センター、学際科学国際高等研究センター等の有志たちが「電気自動車研究会」活動を自発的に取り組んでこられた。一方、井上総長は数年前からこうした分野での地域連携や人材養成について構想され、本機構の国際高等研究教育院に対してこの分野の人材養成に関わる研究科横断的なカリキュラム編成について検討するよう指示されていました。その後、この研究会のまとめ役となった現工学研究科長内山勝教授、推進役の未来科学技術共同研究センター開発企画部の長谷川史彦教授及び上述の関係者一同と国際高等研究教育院のスタッフが総長を迎え会合しました。その結果、この分野の研究と教育について、今後、関係者が協力し合って取り組んでいくこととなりました。この研究会は多くの研究科や研究所、センター等が関わることから名称を「次世代移動体システム研究会」とし、まずは、これまでの研究成果を報告することとなった次第です。報告会は平成22年3月12日(金)、仙台サンプラザで、東北大学次世代移動体システム研究会が主催し、共催として東北経済産業局、㈱インテリジェント・コスモス研究機構(TOHOKUものづくりコリドー推進組織)があたり、当日は140人を越える企業、国公立機関、大学関係者が集い熱い議論が交わされました。本機構はこれまで数%の選ばれた学生への支援を行なってきましたが、90数%の学生達になにができるのかを考え、先端研究のフロンティアたちと共同して、「近未来の移動体システム像を探る、描く、創る」人材養成プログラム「統合的科学技術コース(仮称)」構築に本格的に取り組むことになりました。