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東北大学大学院医学系研究科は、平成21年度の大学院入試(平成22年4月入学)において受験方法を従来の方法から改め、医科学専攻修士課程、障害科学専攻博士前期課程、保健学専攻修士課程の3課程の試験を共通化すると共に、専攻をまたいだ形での出願・受験を可能にしました。この改革により、医学系研究科受験生は、第1希望を、医科学専攻修士課程のA講座、第2希望を障害科学専攻のB講座、といった形での出願ができるようになります。
医学系グローバルCOE 「Network Medicine創生拠点」(拠点リーダー:岡 芳知)では、Network Medicine特論(医学系研究科博士課程)を今年度から開講します。
疾患研究は、分子生物学的な技術の急速な進歩によって個々の蛋白質・遺伝子に着目した研究が行われ、多くの成果をあげてきました。一方、多細胞・多臓器からなるヒトの生命システムは多数の遺伝子・蛋白質等が形成するネットワークに支えられ、細胞間さらに臓器間がネットワークを形成しています。そこで、私たちNetwork Medicine創生拠点では、個々の遺伝子や蛋白質に立脚した研究から、ネットワークの解明を目指した疾患研究へとパラダイムシフトの起点となることを目標に教育研究活動を続けています。
Network Medicine特論では、東北大学で行われている最新のNetwork Medicine研究を紹介し、最新の医学研究を理解するために必要な知識を多くの学生・教員間で共有したいと思います。講義は、青葉山地区(生命科学研究科・薬学研究科)および星陵地区で開催いたしますので、医学系研究科以外の学生・教職員の方も是非ご参加いただき、新しい医学の創生について議論したいと考えています。
今年度は、下記の講師を予定しています。
東北大学グローバルCOE「脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点」は、脳神経科学に関する市民との交流の場として、『第3回脳カフェ杜の都で脳を語る』を開催致します。本企画では、錯視研究の第一人者である立命館大学教授・北岡明佳氏をお招きし、また、本グローバルCOEからは、生物の細胞内の輸送を軸に神経系から美白にまで視野を広げる福田光則氏が講演し、市民と脳科学について語り合う場を作ります。
※トークセッション前後に、関連した内容の展示を行います。(~17:00まで)
北岡明佳氏(立命館大学教授)、
福田光則氏(東北大学大学院生命科学研究科教授)
※本企画は世界脳週間2009の一環として行われます。
※入場無料(予約不要)、コーヒーサービス有(250名様)
7月13日(月)~14日(火)、仙台エクセルホテル東急
電気・情報系グローバルCOEプログラム「情報エレクトロニクスシステム研究教育拠点」(拠点リーダー:安達教授)では、臨場感あふれるコミュニケーションの実現を目指して、光・無線ネットワークの研究を重点に、情報通信デバイスと基礎理論、ヒューマンオリエンテッドな知的情報通信や、環境の自律認識・予測にもとづく知能情報システムの研究を進めています。
これまでの特筆すべき研究成果としては、磁化方向の電界制御、単一光子誘起光学非線形性、64QAMによる光通信、位相限定相関法による超高解像度画像マッチングの多方面への応用等が挙げられます。
本拠点では、来る7月13日(月)、14日(火)の2日間にわたり、仙台エクセルホテル東急にて第3回国際シンポジウムを開催し、事業推進担当者23名による最新の研究成果の発表を行います。また、世界的に著名な研究者6人を招待し、コグニティブ無線ネットワーク、磁気の光制御、IV族のヘテロエピタキシャル薄膜の応用、ニューメリックファンクションジェネレータ等に関する講演をしていただくことにしています。尚、詳細につきましては、ホームページをご覧下さい。
7月4日(土)、東北大学片平さくらホール
生態適応グローバルCOEは「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」において鼎談「白神山地の今昔-世界遺産の保全のあり方(仮題)」(特定非営利活動法人natural scienceとの協賛プログラム)を行います。白神山地が世界遺産に登録されるまでの過程において、当時の森林行政官、自然保護団体のリーダー、生態学者として実際の実務に携わった生態系保全の専門家をお招きし、今だから言える「科学と社会、政治のせめぎあい」も交えながら、世界遺産をはじめとする生態系保全のあり方について、お話いただきます。次世代を担う高校生、大学生、特に若手生態学者の方々に、豊富な経験をベースとした熱い思いがこもる皆さんからのメッセージ、どうぞご期待ください。
アジア航測株式会社代表取締役社長 大槻 幸一郎 さん
バードライフ・インターナショナル副会長 市田 則孝 さん
東北大学大学院生命科学研究科 中静 透 教授
東北大学片平さくらホール2階(仙台市青葉区片平二丁目1-1)
また、9月10日には、東北大学川渡フィールドセンターにおける人工湿地実験フィールドの見学会を行います。人工湿地は、自然の湿地における水質浄化機構の原理を人工的に強化し、低エネルギーかつ省メンテナンスで高度な水質浄化を可能にするだけでなく、自然な景観の付与や生態系に対してビオトープ的な役割を果たす等の多元的な機能を有します。見学会では、担当研究者により、世界最先端の知見と運転ノウハウを取り入れた人工湿地実験装置の説明が行われます。見学会の詳細は決まり次第、本GCOEのホームページでお知らせいたします。
来る8月3日・4日、法学研究科グローバルCOEプログラム主催による国際セミナー「多文化共生社会のジェンダー―グローバリゼーション下のジェンダー・多様性・共生」が、下記のとおり開催されます。ご参加お待ちしております。
記
基調報告 「多文化共生とジェンダー平等の交錯」
F. Olsen(UCLA教授) N. Des Rosiers(オタワ大学教授)
上野千鶴子(東京大学教授) 大沢真理(東京大学教授)
第1分科会 「移民の人権・シティズンシップ」
座長:辻村みよ子(東北大学大学院教授)
C. Andrew(オタワ大学教授) 他
第2分科会 「経済格差と家族・労働」
座長:大沢真理(東京大学教授)
田中重人(東北大学講師) 他
問い合わせ先
東北大学法学研究科グローバルCOE事務局
Tel: 022-211-5590 Fax: 022-211-5595
E-mail: gcoe-contact@law.tohoku.ac.jp