江川史朗さんらの論文がプレスリリースされました

【発表のポイント】

● 恐竜の最も顕著な特徴の一つとして、骨盤の股関節部分に穴が開いていることが知られている。
● 本研究では鳥類(恐竜型)や爬虫類(祖先型)の胚を用い、「体のつくり方がどのように変化して、恐竜型の股関節の穴が獲得されたのか」を明らかにした。
● 胚発生期の関節部分には特殊な細胞群が存在し、股関節部分の穴の有無は、この細胞群に対する骨盤の反応性の違いによって生じることが示唆された。


【概要】

元博士研究教育院生・江川史朗(現東北大学生命科学研究科博士研究員)さんらのグループは、恐竜 の最も顕著な特徴の一つである“骨盤の穴”がどのように形作られるかを明らかにしました。本研究は、胚発生期に特有の現象に着目することで恐竜の形態進化のメカニズムを明らかにした画期的な報告です。
本研究結果は、10 月 17 日(水)に Royal Society Open Science誌(電子版)に掲載されました。
(公開論文 http://rsos.royalsocietypublishing.org/content/5/10/180604

詳細(プレスリリース本文)