張先駿さんが中国政府賞-「国家優秀自費留学生賞」 を受賞しました。

 博士研究教育院生の張先駿さんが、2022年度の中国政府賞の「国家優秀自費留学生賞」を受賞しました。

授賞式の様子:張さんは右からの3番目

 海外の優秀な私費留学生に与えられる中国政府賞-The Chinese Government Award for Outstanding Self-financed Students Abroad [中国語:国家优秀自费留学生奖] は、中国政府が海外の中国人学生に授与する最高の政府賞であり、中華人民共和国教育省の国家留学基金委員会(CSC; China Scholarship Council) によって 2003 年に初めて創設されました。海外に留学する中国人学生の数は毎年50万人を超え、CSCは海外留学中に優れた学業成績または優れた研究の可能性を備えた博士課程の学生を対象に、毎年世界中で様々な分野から650人を選抜しており、この賞の競争率は非常に高くなっています。また、授賞式は毎年地元の中国大使館または総領事館で開催されています。

 張さんの研究は、光合成における励起-蛍光スペクトル分光法によりアンテナ分子の調整に基づく光エネルギー制御のメカニズムを解明しました。

 張さんは受賞に関して「2022年度の国家優秀自費留学生賞を頂き光栄で、柴田穣准教授と叶深教授の指導や、東北大学学際高等研究教育院の研究支援に大変感謝しています。これから、1分子レベルで光合成タンパク質の励起エネルギー移動経路の可視化などこれまで誰も踏み込んでいない領域を挑戦したい。」と話しています。