ブックタイトルクロスオーバーNo.36
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クロスオーバーNo.36
東北大学クロスオーバーApr. 2018No.36Tohoku UniversityDIARE東北大学学位プログラム推進機構学際高等研究教育院/学際科学フロンティア研究所Division for InterdisciplinaryAdvanced Research and Education/Frontier Research Institute forInterdisciplinary Sciences東北大学クロスオーバーCONTENTSNo.36■ 学際高等研究教育院長あいさつ ――――――――■ 平成29年度 博士研究教育院生(D3)研究成果発表会・全体交流会 ―――――――――■ 研究教育院生の研究紹介 ―――――――――――■ 融合領域のコラボレーション全領域合同研究交流会(平成29年度) ―――――p.01p.02p.03-06p.07p.08p.08p.08■ 平成29年度 博士研究教育院修了生進路 ――――――■ 学際科学フロンティア研究所 新採用助教紹介 ―――■ Information ――――――――――――――――――皆さま、落語は好きですか? 昔は、ラジオで寄席番組があり、聞く機会も多かったのですが、最近は少なくなりました。残念です。落語の出だしで、「つかみ」とか「まくら」と言われる部分があります。本題とは別に、聴衆の関心や意識を一気に引き寄せる大変高度な話術です。最後に「おち」もありますね。エッセイなどの文章にも、同様の仕掛けがあります。身近なところでは、「若き研究者の皆さんへ」とその続編を東北大学出版会から出版された、前理事で学位プログラム推進機構の機構長(つまり、本教育院のボス)である花輪公雄先生の文章の「つかみ」が素晴らしく、感激します。是非読んでみて下さい。研究をしていると、人前で話す機会が様々あります。例えば、研究室のセミナー、研究領域が同じ学会、一般の方々を対象とする講演会、さらには学位や卒業がかかる審査会、研究費獲得やJSPS の特別研究員(DC・PD)に採否が決まる審査会などがあります。聴衆の意識や関心は機会ごとに異なりますが、いずれの場合でも、「つかみ」は重要です。関心がない人にも、聞いて貰わなくてはいけません。発表者にとって最も重要な点は、聴衆が誰かを意識することです。限られた時間内に、興味を持って貰うことが大切であり、「つかみ」の威力が発揮されます。本研究院では、さまざまな研究領域で採用された教育院生や学際科学フロンティア研究所の若手教員が一同に介し、研究内容を20 分でわかりやすく紹介する発表会を毎月開催しています。専門が全く異なる方々に如何にわかって貰えるか、皆さん工夫しています。この経験が役だったのか、昨年度はFWLS という、3 分間で研究内容を英語で発表をする大会に、現役の本教育院生1 名と教育院の先輩2 名が選ばれ、ベルリンで大役を果たされました。また、本学のJSPS のDC 採択率は20 - 25%ですが、本教育院生のDC 採択率は遙かにそれを上回ります。発表会のトレーニングの成果かもしれません。みなさん、落語をもう一度聞いてみませんか?『つかみ』学際高等研究教育院長あいさつ学際高等研究教育院長 山谷 知行01