ブックタイトルクロスオーバーNo.33

ページ
1/8

このページは クロスオーバーNo.33 の電子ブックに掲載されている1ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

クロスオーバーNo.33

東北大学クロスオーバーJul. 2017 No.33Tohoku UniversityDIARE東北大学クロスオーバーCONTENTSNo.33p.01pp.02-03p.02p.02p.03pp.04-06p.07p.08p.08東北大学学位プログラム推進機構学際高等研究教育院/学際科学フロンティア研究所Division for InterdisciplinaryAdvanced Research and Education/Frontier Research Institute forInterdisciplinary Sciences■ 学際高等研究教育院生の選抜を終えて ―――――■ 研究教育院生の選抜について ―――――――――平成29年度修士研究教育院生の選考結果 ――――平成29年度博士研究教育院生の選考結果――――平成29年度修士・博士研究教育院生の推薦 ―――及び審査状況■ 研究教育院生の研究紹介 ―――――――――――――■ 研究教育院出身者の活躍 ―――――――――――――■ 伝達式の様子――――――――――――――――――■ Information ――――――――――――――――――012017 年度の学際高等研究教育院生を、基盤長会議で採択者案を決定後、総長と教育担当理事に報告し、6 月16 日開催の本院運営専門員会で採択者を決定しました。各研究科から、修士研究教育院生への推薦は34 名あり、書類審査で合格後に3名の辞退者があり、最終的に27名が採択されました。修士の方々が如何に進学か就職かで悩んでいるか、良くわかります。博士教育院生への推薦は全学で46 名でした。厳正な書類審査をパスした36 名に対し、発表10 分質疑5分のヒアリング審査を行い、最終的に31 名が採択されました。本年度は、博士教育院生申請者はガードが堅く、修士申請者の意欲が高い印象を全般的に持ちました。さて、本教育院生の採用に関する説明会でも申し上げましたが、本院の目的は①異分野融合研究を推進することと、②将来のアカデミアを担う人財育成にあります。6 つの異なる領域基盤があり、私はすべてのヒアリング審査会に参加しました。私の専門は植物生理学・農芸化学です。生命・環境領域基盤は関連が深いので、発表内容もある程度は理解できます。しかし、ほかの領域は全くの門外漢であり、審査会ではお寺の修行僧になったような時間を過ごしました。それでも、私の持ち点はほかの審査員の先生方と同じです。専門から離れた人に、如何にアピールするかが合否に際しては重要です。アカデミアに進まれると、このような審査は予算申請や就職・昇任審査などで生涯続きます。私は、研究内容が理解できない場合でも、①質問に対して如何に的確に答えられたか、②ストーリーがわかりやすく、しかも楽しそうに説明できるか、の2 点に焦点を当てて採点しています。時間厳守は言うまでもありません。この視点で判断すると、審査員の採点と大きくずれることはありません。是非、参考にして下さい。皆さまの今後の活躍を期待します。学術を支えるのは大学院生の力です。志を高く持ち、是非JSPS の育志賞を目指して下さい。学際高等研究教育院生の選考を終えて学際高等研究教育院生の選考学際高等研究教育院長 山谷 知行