研究教育院生の申請及び選抜(マニュアル)

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融合領域の新分野で研究活動を希望する学生のみなさんへ

 学際高等研究教育院は、「博士課程前期2年の課程及び修士課程」(以下「修士課程」)の各2年次生、「博士課程後期3年の課程1年次生及び医学、歯学及び薬学履修課程の2年次生」(以下「博士課程」)の中で、融合領域の新分野で学習及び研究活動を行うことを希望する学生や融合分野の研究に関わる学生の中から優れた学生を選抜して、各種の支援を行います。募集定員は修士課程、博士課程ともに30人とします。

 そこで、選抜の公平性、透明性を確保するために、各研究科での推薦、本院による選抜審査について、マニュアルを作成し、公開します。

 修士研究教育院生、博士研究教育院生として、各研究科で推薦を受け、また本院で選抜されるには、申請者が学業に於いて研鑽に励み、他の学生の範となるような学生であることを前提として、学業成績が優秀で、研究に対して積極的に取り組んだ研究成果を有しており、かつ、1)申請された融合領域研究の新分野での研究計画が具体的であり、優れていること、2)研究計画を遂行しうる能力があると見なされ、また準備状況も示されていること、3)融合領域研究の新分野で将来を担う優れた研究者となることが期待されることなどが求められるほか、4)融合領域分野における研究者養成の必要性を勘案することもあります。


【修士研究教育院生】

申請資格

 申請資格は修士課程1年次生に在籍している学生であり、本院の指定授業科目を6単位以上修得し、かつ博士課程に進学することを予定している者とします。修士研究教育院生が就職へと進路を変更した場合には、支援経費の一部返却を求めるか、支援を打ち切るか等が事情に応じて行われます。なお、博士課程への進学は原則として本学への進学とします。

申請手続き

1)「修士研究教育院生」となることを希望する学生は、修士課程1年次修了時までに、指導教員の推薦状を添えて、所属する研究科長に申請するものとします。

2)「申請書」には@研究課題名及び該当する領域基盤名、予定される指導教員名及び副指導教員名、A研究の学問的意義、B研究の独創性、C修士論文提出までの具体的研究計画、D特筆すべき研究の方法、特色及びその遂行にあたって深める学業について、E課題設定にいたる学業及び研究の経緯、学会での口頭及び論文発表等の有無などの項目が記載してあるものとします(書式は別に定めます)。

研究科の推薦

1)申請のあった各研究科においては、申請書、指導教員の推薦書及び1年次の成績をもとに選考し、推薦順位を付けずに、本院に推薦するものとします。

2)各研究科・教育部の採択者数の目安は入学定員の約1.7%(ただし研究科・教育部の定員充足率も勘案した数に応じた増減を行うこと)とし、推薦者数の目安はその2倍程度とします(別紙を参照)。本院での選考は、推薦された学生の中から入学定員及びその充足率を勘案した数を目安として優秀な学生を選抜しますが、採択者数の目安は各研究科・教育部への配分数ではありません。各研究科からの推薦は研究科長名によるものとします(書式は別途定めます)。

3)推薦基準

a.授業科目の成績及び研究に関わる評価等が総合して当該研究科で上位(5%以内)にある者を推薦することとします。

b.同一指導教員が推薦できる人数は一人とし、可能な限り多くの分野からの推薦を期待します。

本院での選抜

1)本院では各研究科長からの推薦をもとに、申請者の学業成績の評価、申請書の評価、指導教員による学生評価を参考に、面接による学生評価を実施し、最終的には各研究科の在学者数、研究分野のバランス等をも総合的に勘案し、審査・選抜を行います。

2)そのため、本院では2段階によって審査・選抜を行います。第1段階審査は6つの領域基盤ごとに分かれてそれぞれ書類審査及び面接によって選抜を行います。ただし面接は書類審査で絞り込まれた候補者に対して実施します。第2段階審査は領域基盤長会議における全体調整となります。その結果を、毎年6月開催の学際高等研究教育院運営専門委員会で審議し、承認を得た後、各研究科に通知して、各種支援の手続きに入るものとします。

採用通知書伝達式

選抜された学生に対して原則として毎年6月末日までに採用通知書伝達式を実施します。

第2学期進学・編入学者に対しては当分の間、募集しません。

「修士研究教育院生」(評価)

1)評価について

a.申請書に記載された修士2年次生で行うとする研究についての評価。特に、その研究が異分野の融合研究であり、具体的かつ明確に融合研究であることが示されていることが求められます。また、融合研究に関するエッセイ、ヒアリングにおける質疑応答等では、異分野融合の理解や独創性等が評価の対象となりますが、これまでの実施経緯から見ると、こじつけ的なケースが少なくありませんでした。そこで、「自分の専門分野はもちろんのことそれ以外の分野にも広い視野を向ける研究」までを融合研究として広げて評価する視点を追加することとします。

b.本院の指定授業科目の取得単位数とその成績が優れていること
(異分野の学習が進んでいること)。

c.修了に必要な授業科目の取得単位数とその成績が優れていること

d.指導教員の推薦書による学生評価が高いこと。

2)学業成績評価の規格化

a.学業成績の数値化
修士1年次生の成績については、数値化できるところは可能な限り数値化し、異なる分野の成績を比較可能なものに近づけ、透明化します。

b.取得単位数に対する修了に必要な単位数の比。

c.修了に必要な単位取得科目の数値化された成績(総点数)に対する1単位当たりの点数。

d.単位取得した指定授業科目の数値化された成績(総点数)に対する1単位当たりの点数。
各研究科、各専攻によって成績評価が異なる場合があるので、100点満点評価に換算し計算するものとします。この際、可能な限り相対評価とし、70点を中心として最高得点者と最低得点者がそれぞれ5%程度に入るような値とします。

研究課題とその計画に対する評価

 修士課程等で行う、もしくは修士論文にまとめようとする融合領域での研究課題とその計画に対する評価は以下について行います。 1)研究課題が融合領域の新分野として妥当か否か(10段階評価)
2)研究課題の学問的意義(10段階評価)
3)独創性(10段階評価)
4)計画性(10段階評価)
5)研究課題設定までの準備状況(10段階評価)
6)指導教員による総合的な学生評価(10段階評価)

 以上の学業成績の評価、申請書の評価、指導教員による学生評価を行いますが、学業成績だけではなく、独創性や自立性、これまでの研究成果や業績等をも考慮することとします。そして、申請のあった学生を総合的に評価することとします。しかし、修士課程での研究計画は博士課程のそれとは違い未熟であることは否めませんので、含みを持った評価も必要となります。そうした配慮の上で、申請のあった学生を総合的に評価することとします。
 ただし、「修士研究教育院生」に選抜された後、大学院生にふさわしくない行為等が所属研究科で認定されるなどした場合、資格は取り消されます。

申請書類・申請期日等

1)学際高等研究教育院生選抜審査申請書、申請者エッセイ(所属研究科経由で本院へ提出)
記入事項:氏名、生年月日、住所、連絡先、所属研究科・専攻・講座名、指導教員名及び副指導教員名、志望する領域基盤(6つの領域基盤のうち1領域基盤名)、申請理由(書式は別途定めます)。

2)指導教員の推薦書
記入事項:学業、研究、融合領域に取り組む資質、意欲、独創性、融合領域の新分野で優れた研究が期待させる点等を2,400字程度で記したもの(書式は別途定めます)。

3)各研究科からの申請者の1年次成績証明書
本院が指定した科目の修得及び成績状況を明示することとします。

4)各研究科からの推薦書(研究科長のサインが必要、推薦文は不要)
記入事項:研究科内順位あるいはそれに相当する研究科内(または専攻内)でのその学生の成績位置(所属する学年の学生数の上位○%)等について記入し、その場合は、どのような審査基準に基づいて順位を決定したかを付記することとします(書式は別途定めます)。

5)申請期日等
申請を希望する学生は、研究科が指定する日までに申請書及び指導教員の推薦書を添えて研究科長に申請することとします。

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