院長挨拶

学際高等研究教育院長 山谷知行

幅広さの魅力:わくわくする研究への挑戦

 研究教育院長を拝命しました山谷(やまや)と申します。私の所属は農学研究科で、専門は植物分子生理学です。なぜ私に白羽の矢がたったのか、今でも理解できない部分がありますが、お引き受けした以上、精一杯努力したいと思います。

 さて、本研究教育院の理念は、異分野融合による新しい研究分野の開拓と世界的な若手研究者トップランナーの養成です。里見総長が掲げる「ワールドクラスへの飛躍」に、教育面から大きく貢献することが期待されております。本研究教育院は、総合大学の優位性を最大限活用し、常に「挑戦」の意識を高く持つ若手研究者の育成ができるよう、既存の各研究科等と連携して様々な支援を行う目的を掲げております。東北大学は、新融合分野研究では既に実績が豊富で、例えば医工学研究科の成功は皆さまご承知の通りです。私は、2006年から2008年まで、日本学術振興会(JSPS)の学術システム研究センターの主任研究員(農学領域)を兼務して、科研費制度やDC・PD制度、さらに学術の動向などに関わる仕事をしておりました。ここでは学術領域を、人文学、社会科学、数物系科学、化学、工学系科学、生物系科学、農学、医歯薬学、それに総合・複合新領域の9つに分けています(恐らく、ノーベル賞を意識した分け方)。当時は、医工学は新領域の一つの細目扱いでしたが、現在では分科の一つとなり、東北大学がこの分野を牽引しています。情報科学や環境科学も同様で、本学は新融合分野でも最先端を歩んでおります。異分野の融合による学術の発展には、まず「軸」となる専門分野での先端性が重要であることは言うまでもありません。その上で、学問領域を俯瞰し、新たな道を開拓されることを期待します。具体的な目標の一つに、JSPSが顕彰している日本学術振興会賞(将来、ノーベル賞につながる優れた研究、45才以下対象)や育志賞(大学院生対象)を受賞される若手研究者が多数生まれることを掲げたいと思います。

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